11月のレッスン風景、つづき。
先日、ワイン好きの生徒さんから、ボジョレー・ヌーヴォーをいただいてしまいました。単純に味の好みから、ボジョレーは特に自分では買わないワインなので、今年はひさびさのご対面。どうもありがとうございます。
せっかくなので試食時に開け、生徒さん皆と楽しむことに。
コルクを開けた瞬間、ふわぁっと鼻孔を突く甘酸っぱい香り。ベトナム料理店で働いていた頃、時季になると店でおすすめしながら感じていたのですが、こういうフレッシュで軽やかな赤ワインは、エスニック料理とわりによく似合います。うちはワイングラスが揃っていないので、ベトナム製のぽってりと小さなグラスでいただきましたが、これが大衆食堂風でなかなか味があった。
あまりにもイベント化されてしまい、昨今は揶揄されることも多いボジョレー・ヌーヴォーですが、私はこの季節が結構好きです。手頃なワインをおいしく飲もう、という雰囲気が楽しいし、安くておいしいお酒はそれだけで素晴らしいから、こういうイベントがもっともっとできれば良いのに…とひそかに思っている。
ところで、このボジョレー・ヌーヴォーって、毎年「過去最高の味!」と謳われるのはなぜなのでしょうか。このまま最高の味が更新されていくのなら、何年か先がずいぶんと楽しみなことです。