12月の料理教室を開催中です。今年最後のレッスンとなり、生徒さんたちとは早くも「良いお年を」の挨拶をかわしています。
定番料理クラスでは、昨年も好評だったベトナム鍋を囲み温まっています。にんじん、カリフラワー、さやいんげん、トマト、ヤングコーン、クレソン……と日本では少し驚きの鍋野菜をたっぷり入れる、カラフルで鮮やかな五目鍋。私はこのお鍋を作るたびに、ダラットという高原町で食べた、優しいスープの野菜鍋を思い出します。
写真はデザート、バナナとタピオカのチェー。現地のチェー屋では、不動の地位を築くベトナムおやつです。
食堂ごはんクラスでは、先月のベトナム滞在で仕入れてきた食材をさっそく使って、ごはんのすすむ一品を作りました。
豚肉の発酵味噌炒め。フエを代表する発酵調味料「マム・ルック」を使い、甘辛く濃厚な味付けをするおかずです。
マム・ルックは、以前こちらでも書いた
現地のマム屋にて購入したもの。自分の台所で使ってみて改めて思う、こちらの自家製マムは絶品です。今まで南部地方でも色々なマムに出会い感動してきましたが、中部地方のマムはまた一味違う魅力を放ち、まろやかな塩味と引き締まった旨味のバランスが素晴らしい。このマムの魅力を伝えようと、レッスンでの語りにも思わず熱がこもってしまいました。
ごはん泥棒!と叫びたくなるこの料理、生徒さんたちも白飯を2杯3杯、ぺろりと平らげていました。