私のまわりの日常には、料理だけではなく、ものを作っている人たちがたくさんいます。絵を描いていたり、洋服を作っていたり。お菓子を焼いていたり、コーヒーをたてていたり。軽やかに音楽を奏でる人もいれば、さらりと花を生ける人もいる。
そういう素敵な人々が集まって、月に1度、京都の小さなギャラリーにて「路地裏のマリア酒場」というイベントを行っています。メインはライブペインティング、それに加え、毎月いろいろな実験的パフォーマンスを取り入れているのが、こちらのイベントの魅力でしょうか。
今月は、「料理」という形で私も参加させていただきました。ビール片手に絵を愉しむ人々の胃袋へ、本日は「生春巻き」をサーブ。
今まではお店だけだった自分の世界を飛び出し、多種多彩な形でもって、私の料理を提供してみる。そういう試みにおける楽しさは、京都へ帰ってきてからしみじみ感じていることの1つです。