東京から京都へもどってきて、ほっと晩酌。ここ数日、なんとなくお酒を控えていたこともあり、ひさしぶりにくーっと味わいました。
夕方、近所の酒屋さんへ、きらしていた瓶ビールを買いに行きました。
ここは昔ながらの酒屋さんで、初めて行ったときに「キリンですか?アサヒですか?」と聞いていただいたのが気に入って、足繁く通っている商店のひとつです。宅急便なんかも扱っていて、撮影用の荷物もここから送っていたので、「お仕事、無事に終わりましたか?東京って京都とは違うでしょ。新幹線で行くとほら、ビルなんかがザーッと迫ってくるんやってねぇ」と言われる。
うーん、日常はやっぱりここかなぁと感じながら、ラガーの大瓶をいそいそと買い物かごにしまう、ささやかな幸福。たぶんこのあたりを、私は今回の本から伝えたいんだと思うのです。