月の第2週を過ぎると、週末から週明けのほとんどを、私は料理教室で生徒さんたちと過ごすことになります。
ベトナムに負けず劣らず、蒸し暑い盛夏を迎えつつある京都。最寄り駅から我が家までの街道には、非情にも日中落ちる影はありません。じりじりと焦げ付くような炎天下、ふー暑い暑い。とこぼしながら、それでも軽やかに生徒さんたちはいらっしゃいます。ベトナム料理を作るために、食べるために。心強いなぁと思う。
今日は、「食堂ごはんクラス」のレッスンでした。
7月は夏野菜をたくさん使って、御飯に似合うベトナムの家庭料理を展開しています。
トマトの肉詰め。甘酸っぱい煮汁まで、たっぷりとお米にからめていただきます。
ゴーヤの卵炒め、これはとても簡単。ヌクマムの香ばしさが、ゴーヤの苦味を程好く吹き飛ばしてくれます。
シンプルに塩茹でしたオクラ。発酵豆腐から作るタレを添えるのが、ベトナム流。
自家栽培されたという珍しいタイ産の胡瓜をいただいたので、さっそく添えてみる。実に美味しかったです。
暑いから素麺でいいよね。なんて、あまりにも大雑把になりがちな日本の夏。そんな食卓へも、願わくば、食欲を刺激してやまない素敵なベトナムのおかずたちを。