ダナンでいちばん好きなコム・ビンザン(日替わりおかずとごはんの食堂)。
ダナンとご近所の町フエにルーツがある、美人3姉妹が営む「Com Hue(コム・フエ)」。大好きな食堂の仕込みを見学させていただきました。
シンプルな煮魚にも盛り付けの美学が。フエの料理は唐辛子を多用して辛くする傾向にあるので、魚の唐辛子煮だけでもいろいろなバリエーションがありました。
付け添えのタレも唐辛子がベースで、あれこれ。
仕込みが落ち着いた9時頃、ふうっとひと息ついたオーナーさんと少しだけお話させていただきました。
フエとは違うダナンで扱う食材のことや、味つけの工夫。フエ生まれの先代から受け継いた味をダナンで作り、だからこそ譲れない理由など。お店は毎日5時半頃から仕込みを始め、10時半に開店したらあっというまに満員御礼。朝早くから作ったものに加え、追っかけでもどんどん作っていかなければならず、1日に300皿くらいが売れるんだそうです。そうやってダナン市民の胃袋を心強く背負っているわけなので、お正月以外は年中無休。
料理することを必要以上に特別と感じず、でも心底にはグッと誇りに思っている。そんな食べもの職人に出会いました。