東京でのイベントを終えて、鎌倉へ。
写真家・福井さんの古民家にて、料理教室を開催しました。
1日目はベトナム料理教室。生春巻き、鶏肉とレモングラスの炊き込みごはん、ゴーヤの肉詰めスープ、ベトナムプリン、という献立でした。
台所の設備上、デモンストレーション+簡単な実習、というレッスンでした。生徒さんたちには生春巻きを巻いていただいたり、ゴーヤの肉詰めをお教えしたり。皆さんとても熱心で、料理のことはもちろん、食材の使い方や現地の食文化にいたるまで、バラエティに富んだ質問がたくさん飛び交いました。ベトナムの話題でたっぷりと盛り上がり、私はムクムクと元気になった。
2日目は知人からリクエストを受け、タイ料理のフリーレッスンを。メニューは鶏肉のバジル炒め、タイ風春雨サラダ、ツナとハーブのサラダ、くわいとココナッツミルクのデザート。
カンカンと照る暑い日でしたが、海風が始終吹いてきていたので、そこらじゅうの窓を開け放って実習しました。顔見知りの生徒さんばかりだったこともあり、この日は福井さんもご一緒、レッスン風景を撮っていただく。いつも思うのですが、この台所に降りそそぐ自然光はすばらしく、本当に素敵な写真が撮れます。
鎌倉での古民家料理教室は、今後ものんびりと開催予定。次回は秋頃でしょうか、少し枯れてきた庭の木を眺めつつ、あたたかいベトナム料理を囲むのもいいな、と思っています。またどうぞよろしくお願い致します。
それにしても、まるで居候のように、今年は福井家にお世話になっている(ちょっとした友達よりずっと会ってるよね、とたびたび言い合う)。皆が自由な時間軸で暮らしていて、仕事したり出かけたり昼寝したり、でもごはん時には自然と集まってきたり、ときどきコーヒーを淹れて喋ったり、ゲストハウスのように不思議な家です。
ここで仕事させてもらえることの有難さをぼんやりと思い、でもじんわりと強く感謝しながら、最終日の夜は、古民家の縁側でふくふくとビールを飲みました。