料理教室の生徒さんたちと、ベトナムへ行ってきました。ゴールデンウィークの旅というのは、今までほとんどしてこなかったのでドキドキしますが(値段とか混雑具合とか、まあ色々)、各地方そろってベストシーズンかも、と個人的には思う。蒸したり焼けたりの差はあれど、どこもスカッと気持ちのよい暑さなのです。
教室からのツアーは
去年もやっていて、今年は中部のフエ、それから南部のホーチミンを旅してきました。そのレポートをつれづれ。
生徒さんたちがいらっしゃる前の数日間、私はひと足先に、北部のハノイに滞在。
在住の友人カメラマン・
西澤智子さん(にしやん)が企画した、とある取材に声をかけていただき、ハノイの市場や問屋街にて、レトロなキッチン雑貨を探しまわりました。これはエプロン屋さんにて、店主のおばちゃん自ら、ホラ!と試着の図。
日本ではあまりわかない物欲が、ベトナムにおいてはいつもムクムク。そして、にしやんと一緒に買い物をすると、「かわいい…」とつぶやくポイントが酷似している。30歳を越えて、そういう女友達がいるという楽しさに、ようやく気がついている私です。
市場まわりの合間にサクッと食べた、なんでもない屋台のbun cha(ブン・チャー)が、実においしかった。細い米麺、豚肉だんごと焼き豚肉、様々なハーブ、甘酸っぱいタレを混ぜ合わせて食べる、いわばベトナム式つけ麺です。
滞在中、ハノイらしい少数民族料理レストランへ。
たたき牛肉の葉っぱ包み焼き、地鶏と香草の蒸しもの、たけのこのシンプルな炒めもの、揚げたおこわとピーナッツごま塩など、山岳部っぽい料理の数々。メニューには少数民族の言葉も混ざっていたりして、さっぱり読めないものもあった。
偶然お会いした
忍さん(新しい本のお仕事のため滞在中)に、北部風大衆食堂へもお誘いいただく。なすのターメリック煮、揚げ豆腐とねぎの煮もの、じゃがいものトマト煮など、素朴なおかずがいっぱいでした。